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動画にナレーションを入れたい。でも自分の声で録るのは気が進まないし、外注すると単価が合わない。そういうときに候補に挙がるのがAI音声サービスです。
その代表格がElevenLabsです。テキストを貼り付けると、それを読み上げた音声ファイルが出てきます。
ただ、料金の仕組みがかなり独特です。同じプランなのに価格が3つ存在し、しかも読み上げ以外の機能を使うと、読み上げに使える分が減っていきます。
この記事では、料金と仕組みを公式サイトで確認した内容にもとづいて整理します。料金と仕様は2026年9月20日に elevenlabs.io で確認したものです。価格や提供内容は変更されることがあるので、申し込む前には公式サイトでご確認ください。
ElevenLabsとは何をするサービスなのか
ひとことで言えば、文字を声に変えるサービスです。
テキストを入力して声を選ぶと、その声で読み上げた音声が生成されます。出てきた音声はファイルとしてダウンロードでき、動画編集ソフトに読み込んで使えます。
ただ、ElevenLabsが提供しているのは読み上げだけではありません。公式サイトの料金ページで比較対象になっている機能を並べると、こうなります。
| 機能 | 何をするものか |
|---|---|
| Text to Speech | テキストを読み上げ音声にする(中心機能) |
| Speech to Text | 音声を文字起こしする |
| Voice Changer | 録音した声を別の声に変換する |
| Sound Effects | 効果音を生成する |
| Voice Isolator | 音声から雑音を取り除く |
| Music | 音楽を生成する |
| Dubbing | 動画を別言語に吹き替える |
このうち副業や個人制作でよく使われるのは、最初のText to Speechです。この記事も基本的にはそこを中心に説明します。
ただし、後半で説明するとおり、これらの機能はすべて同じクレジットを消費します。 ここが料金を理解するうえでいちばん重要なポイントになります。
対応言語は74言語で、これは無料プランを含めた全プラン共通です。日本語も当然含まれています。
料金プラン一覧|すべてドル建てで、円の表示はない
まず料金の全体像です。以下は2026年9月20日に公式の料金ページで確認した内容です。
| プラン | 月払い | 年払い(月あたり) | 毎月のクレジット | 読み上げの分数目安 | 追加1分あたり |
|---|---|---|---|---|---|
| Free | $0 | — | 10,000 | 約10分 | 約$0.36 |
| Starter | $6 | $5 | 30,000 | 約30分 | 約$0.20 |
| Creator | $22 | $18.33 | 121,000 | 約121分 | 約$0.18 |
| Pro | $99 | $82.50 | 600,000 | 約600分 | 約$0.17 |
| Scale | $299 | $249.17 | 1,800,000 | 約1,800分 | 約$0.17 |
| Business | $990 | $825 | 6,000,000 | 約6,000分 | 約$0.17 |
個人で使うなら、現実的な選択肢はFree・Starter・Creatorの3つです。Pro以上はチーム利用やAPI利用が前提の価格帯になります。
ここで1つ注意点があります。ElevenLabsの価格表示はドル建てです。 日本語版のサイト(/ja/pricing)に切り替えても、表示はドルのままで円の金額は出てきません。
そのため、この記事では円換算の金額を書いていません。為替レートは日々動きますし、実際の請求額は決済時のレートやカード会社の手数料によって変わるためです。同じ理由で、Claudeの使い方と料金の記事でも円換算は載せていません。
一方で、Geminiの使い方と料金の記事では円で書いています。こちらはGoogleが公式に円建てで表示しているためです。同じ「AIツールの料金記事」でも、公式がどの通貨で出しているかによって書き方を変えています。
もう1つ、料金ページには注記があります。表示価格は税別で、税や賦課金は含まれていません。日本から契約する場合、請求時に消費税が加算される可能性があります。
同じCreatorプランに、価格が3つある
ここがこの記事でいちばん伝えたい部分です。
公式の料金ページを開くと、Creatorプランのところにこう表示されます。
- 取り消し線つきの $22
- その下に大きく $11 per month
- 添えられた文字は First month 50% off
つまり、大きく表示されている$11は初月だけの価格です。2か月目以降は$22に戻ります。
さらに、支払い方法を年払いに切り替えると、また別の数字が出ます。
| 表示 | 金額 | 意味 |
|---|---|---|
| 初月価格 | $11 | 最初の1か月だけ。50%オフ |
| 通常価格 | $22 | 2か月目以降の月払い |
| 年払い | $18.33 | 年払いにしたときの月あたり金額 |
同じCreatorプランに、$11・$22・$18.33という3つの数字が存在します。
「ElevenLabsのCreatorプランは月11ドル」と書いてある解説記事を見かけたら、それは初月の価格を見ている可能性があります。継続して使う前提なら、判断すべき金額は$22のほうです。
この構造はKling AIの使い方と料金の記事でも扱いました。Klingも料金ページには初月割引後の金額が出ていて、公式ブログには継続価格が出ているという食い違いがありました。
ただしKlingは初月と継続の2つでした。ElevenLabsは年払いを含めて3つあるぶん、ややこしさが一段増しています。
年払いにすると何が変わるか
年払いの表示には「2 months free」と書かれています。実際に計算すると、その通りの金額になっています。
| プラン | 月払い | 年払いの月あたり | 検算 |
|---|---|---|---|
| Starter | $6 | $5 | $6×10÷12=$5.00 |
| Creator | $22 | $18.33 | $22×10÷12=$18.33 |
| Pro | $99 | $82.50 | $99×10÷12=$82.50 |
| Scale | $299 | $249.17 | $299×10÷12=$249.17 |
| Business | $990 | $825 | $990×10÷12=$825 |
年払いは「10か月分の料金で12か月使える」という設計です。 全プランで割り算が一致しました。
注意したいのは、年払いを選ぶと初月50%オフの表示が消えることです。月払いなら初月$11で試せますが、年払いだと最初からまとめて支払う形になります。
続けるかどうか分からない段階なら、月払いで始めるほうが選択肢は残ります。 年払いが得になるのは、少なくとも1年は使うと決まってからです。
クレジットの仕組み|読み上げは1分あたり約1,000クレジット
ElevenLabsの料金は、毎月付与されるクレジットで管理されています。
公式の比較表には、各プランのクレジット数と、読み上げの分数目安が両方載っています。この2つを突き合わせると、換算レートが分かります。
| プラン | クレジット | 読み上げの分数目安 | 1分あたり |
|---|---|---|---|
| Free | 10,000 | 約10分 | 1,000 |
| Starter | 30,000 | 約30分 | 1,000 |
| Creator | 121,000 | 約121分 | 1,000 |
| Pro | 600,000 | 約600分 | 1,000 |
| Scale | 1,800,000 | 約1,800分 | 1,000 |
| Business | 6,000,000 | 約6,000分 | 1,000 |
6プランすべてで1分あたり1,000クレジットという計算になりました。 ここは公式の数字同士がきれいに一致しているので、目安として信頼できます。
ただし、これはあくまで読み上げ(Text to Speech)を使った場合の目安です。次の項目で説明するとおり、他の機能を使うとこの計算は当てはまりません。
6つの機能が、1つのクレジットを分け合う
公式FAQにこう書かれています。
All products draw from one shared monthly credit pool, so the same credits can be spent on any of them and using one leaves fewer for the others.
すべての機能が、1か月ぶんの同じクレジットから引かれます。 1つの機能を使えば、その分だけ他の機能に回せる量が減ります。
財布が1つしかなくて、そこから全部の支払いをするイメージです。読み上げ用の枠、吹き替え用の枠、といった区分けはありません。
そして重要なのは、機能によって1分あたりの消費量がまったく違うという点です。
機能別の消費クレジット早見表
公式FAQに記載されている、おおよその消費量です。
| 機能 | 消費クレジット |
|---|---|
| Text to Speech(読み上げ) | 1文字が1クレジット |
| Sound Effects(効果音) | 1回の生成につき200 |
| Speech to Text(文字起こし) | 1分につき330 |
| Music(音楽生成) | 1分につき900 |
| Voice Changer(声の変換) | 1分につき1,000 |
| Voice Isolator(雑音除去) | 1分につき1,000 |
| Dubbing 自動・透かしあり | 1分につき2,000 |
| Dubbing 自動・透かしなし | 1分につき3,000 |
| Dubbing Studio・透かしあり | 1分につき5,000 |
| Dubbing Studio・透かしなし | 1分につき10,000 |
ここで、Creatorプランの121,000クレジットを例に考えてみます。
- 読み上げだけに使った場合 … 121,000 ÷ 1,000 = 121分
- 吹き替え(Studio・透かしなし)に使った場合 … 121,000 ÷ 10,000 = 12分
同じ121,000クレジットが、使う機能によって121分にも12分にもなります。10倍の開きです。
この構造は、他のAI系サービスと比べると特徴的です。Kling AIの記事で扱ったKlingは、動画生成という1つの用途に対してクレジットを使う形でした。Sunoの記事で扱ったSunoは、生成の上限とダウンロードの上限という二重構造でした。
ElevenLabsはそのどちらとも違い、機能同士が同じ財布を取り合う形です。
実務上の注意点としては、吹き替えや音楽生成を試すと、読み上げに使える分が一気に減ることです。とくにDubbing Studioは1分で10,000クレジットなので、無料プランの1か月ぶん(10,000クレジット)を1分で使い切る計算になります。
クレジットは繰り越せる|他のAIツールとは逆
ここは意外に思うかもしれません。公式FAQによると、ElevenLabsの未使用クレジットは繰り越せます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 繰り越せる期間 | 最大2か月分 |
| 残高の上限 | 毎月の付与量の3倍まで |
| 条件 | 有料プランを継続していること |
| 失効するとき | 解約またはダウングレードした時点で未使用分は失効 |
| 無料プラン | 繰り越しの対象外 |
| 追加購入分 | 別枠で、この上限の対象外 |
つまりCreatorプラン(毎月121,000クレジット)なら、今月分に加えて過去2か月分が残っていれば、最大で3か月分まで貯まります。
これは他のAIツールと逆の設計です。
| サービス | クレジットの繰り越し |
|---|---|
| ElevenLabs | 有料プランなら最大3倍まで貯まる |
| Suno | 繰り越しなし |
| Kling AI | 配布から1か月で失効 |
Sunoの記事でもKlingの記事でも、「使い切らないと消える」ことを注意点として書きました。ElevenLabsについては、その前提をそのまま持ち込むと判断を間違えます。
ただし条件があります。繰り越しが効くのは有料プランを継続している間だけです。解約したりプランを下げたりすると、その時点で未使用分は消えます。「貯めておいて解約後に使う」ということはできません。
無料プランでどこまでできるか
無料プランの内容を整理します。
| 項目 | 無料プランの内容 |
|---|---|
| 料金 | $0 |
| 毎月のクレジット | 10,000 |
| 読み上げの分数目安 | 約10分 |
| 使える機能 | 読み上げ・文字起こし・効果音・音楽・Voice Designなど |
| 最新モデル(Eleven v3) | 使える |
| カスタム音声スロット | 3 |
| Instant Voice Cloning | 使えない |
| 商用利用 | 対象外 |
| クレジットの繰り越し | 対象外 |
注目したいのは、最新モデルのEleven v3が無料プランでも使える点です。音質を確かめるという目的なら、無料プランでも判断できます。
一方で、無料プランの読み上げは月に約10分ぶんです。60秒のショート動画なら10本ぶんという計算になります。試すには足りますが、継続的に使うには少ない量です。
そして無料プランには、次の項目で説明するもっと大きな制約があります。
無料プランは商用利用の対象外
公式の比較表を見ると、Commercial use(商用利用)の欄は、無料プランだけバツ印になっています。Starter以上はすべてチェックマークです。
これが意味するのは、無料プランで作った音声は、収益化する用途には使えないということです。
- 広告収益のあるYouTube動画に載せる
- クライアントに納品する
- 有料の教材や商品に組み込む
こうした使い方をするなら、Starter以上の契約が必要になります。
「まず無料で始めて、稼げるようになってから課金する」という順番が成立しません。 収益化を前提にするなら、最初から有料プランを選ぶ必要があります。
この点はKling AIの記事でもSunoの記事でも同じ結論になりました。AI生成サービスでは、無料プランと商用利用権が切り離されているケースが多いという傾向が見えてきます。
ただしElevenLabsには、他と比べて条件が緩い部分があります。商用利用が付く最安プランがStarterの$6という点です。金額としては入りやすい設定です。
日本語で使うときに知っておきたいこと
公式FAQに、クレジット消費についてこう書かれています。
For V2 Multilingual models, 1 text character equals 1 credit.
多言語モデルでは、1文字が1クレジットです。 日本語もこの多言語モデルの対象になります。
ここで1つ、計算上の話があります。
公式が示している「10,000クレジット=約10分」という目安は、1文字1クレジットという前提で逆算すると、10,000文字で10分ということになります。1分あたり1,000文字です。
英語の読み上げなら、1分でおよそ900〜1,000文字前後というのは自然な数字です。英単語はスペースを含めると1語あたり6文字前後になるためです。
一方、日本語は1文字あたりの情報量が多い言語です。日本語の朗読は1分あたり300〜400文字程度が一般的とされています。
つまり日本語の場合、同じ10,000クレジットでも、公式の目安である10分より長い音声になる計算が成り立ちます。1文字1クレジットというルールは言語によって変わらないためです。
ただしこれは計算上の話で、実際の長さは読み上げ速度の設定や声の種類によって変わる目安です。公式が「日本語なら何分」と明示しているわけではありません。
知っておくとよいのは、「公式の分数目安は、そのまま日本語に当てはまるとは限らない」ということです。日本語で使うなら、文字数ベースで見積もるほうが実態に近くなります。原稿用紙1枚が400字なので、10,000クレジットは原稿用紙25枚ぶんのテキストという換算になります。
音声クローンは2種類ある
自分や他人の声を再現する機能が「Voice Cloning」です。ElevenLabsには2種類あります。
| 種類 | 使えるプラン | 特徴 |
|---|---|---|
| Instant Voice Cloning | Starter以上 | 短い音声サンプルからすぐ作れる |
| Professional Voice Cloning | Creator以上 | 長時間の録音から精度の高い再現を作る |
無料プランではどちらも使えません。
あわせて、登録できる音声の数(カスタム音声スロット)もプランで変わります。
| プラン | カスタム音声スロット |
|---|---|
| Free | 3 |
| Starter | 10 |
| Creator | 30 |
| Pro | 160 |
| Scale | 660 |
| Business | 2,200 |
なお、他人の声を無断でクローンすることは規約上も法律上も問題になります。自分の声か、明確な許諾を得た声にとどめてください。
使い始めるまでの手順
実際の流れは次のようになります。
- アカウントを作る … メールアドレスまたはGoogleアカウントで登録します
- Text to Speechを開く … 管理画面から読み上げの機能を選びます
- 声を選ぶ … 用意されている音声ライブラリから選びます。日本語で自然に聞こえるかは実際に生成して確認するのが早いです
- テキストを貼り付ける … 読み上げたい文章を入力します
- 生成する … クレジットが消費され、音声が作られます
- ダウンロードする … 音声ファイルとして書き出します
出てきた音声ファイルは、そのままでは動画になりません。映像と合わせる作業は別途必要です。編集ソフトの選び方は動画編集ソフトの比較記事にまとめています。
音質については、プランによって書き出し形式が変わります。WAVやPCM 44.1kHzでの書き出しはPro以上、192kbpsの高音質もPro以上です。Creator以下は128kbpsのMP3が基本になります。
副業でどう使うか
ナレーション音声を作れるようになると、副業の選択肢が広がります。
まず、自分のコンテンツの質を上げる使い方です。顔出しや自分の声を使わずに解説動画を作れるようになります。読み上げソフト特有の不自然さが減ったことで、視聴者が最後まで見てくれる確率も変わってきます。
もう一つは、作る側として受注する方向です。ナレーション制作は、スキルマーケットでも定番のカテゴリのひとつです。どのくらいの価格帯で取引されているか、相場を見てみるだけでも参考になります。
出品の始め方はココナラでAI副業を始める手順に、受注先全体の比較はクラウドソーシングの比較記事にまとめています。
ここで気をつけたいのが、納品物に使うなら商用利用の権利が要るという点です。無料プランで作った音声をクライアントに納品することはできません。受注する前にプランを確認してください。
ナレーションだけでなく、映像の編集までまとめて請け負えると単価は上げやすくなります。音だけ、映像だけよりも、一本の動画として仕上げられる人のほうが少ないためです。
ツールの使い方より、どう仕事にするかの部分で詰まる人は多いです。体系的に学んでから動きたい場合は、AI副業の講座もあります。
音声を扱う作業では、確認用のヘッドホンがあると判断が早くなります。ノートパソコンのスピーカーだけだと、ノイズや音量のばらつきに気づきにくいためです。
制作の流れの中で、ElevenLabsはどこに入るのか
このブログでは、AIを使った制作について工程ごとに記事を書いてきました。並べるとこうなります。
| 工程 | 記事 |
|---|---|
| 静止画を作る | AI画像生成ツールの比較 |
| 静止画を動かす | Kling AIの使い方と料金 |
| クリップをつなぐ | 動画編集ソフトの比較 |
| 音楽をつける | Sunoの使い方と料金 |
| ナレーションをつける | この記事 |
ElevenLabsは、この流れの中で「声」を担当する位置にあります。
なお、音声を文字にする方向(文字起こし)についてはAI文字起こしツールの比較記事にまとめています。ElevenLabsにもSpeech to Textがありますが、文字起こし専用のツールと比べると、この記事で説明したクレジット消費の設計が効いてきます。文字起こしに使った分だけ読み上げに回せる量が減るためです。
どのプランを選ぶか
用途別に整理します。
| 目的 | 向いているプラン | 理由 |
|---|---|---|
| 音質を確かめたいだけ | Free | 最新モデルが使えて費用がかからない |
| 個人の趣味動画に使う | Free〜Starter | 収益化しないなら無料でも足りることがある |
| 収益化する動画に載せる | Starter以上 | 商用利用の権利が必要 |
| 声のクローンを使いたい | Starter以上 | Instant Voice Cloningが有効になる |
| 精度の高いクローンが必要 | Creator以上 | Professional Voice Cloningが有効になる |
| 毎月2時間ぶん作る | Creator | 読み上げ約121分ぶんのクレジットが付く |
| 高音質で書き出したい | Pro以上 | WAVや192kbpsが有効になる |
迷いやすいのはStarterとCreatorの選択です。判断の目安は毎月どれくらいの量を作るかになります。
Starterの30,000クレジットは、読み上げ約30分ぶんです。週1本・5分程度の動画なら足ります。Creatorの121,000クレジットは読み上げ約121分ぶんなので、ほぼ毎日投稿するようなペースを想定した量です。
足りなくなったら上げる、で問題ありません。 ただし前述のとおり、ダウングレードすると繰り越し分は失効します。
つまずきやすいところ
最後に、事前に知っておくと困りにくい点をまとめます。
1. 表示価格が初月価格のことがある
繰り返しになりますが、Creatorプランで大きく出る$11は初月だけの価格です。継続前提なら$22で判断してください。
2. 他の機能を試すと読み上げの分が減る
吹き替えや音楽生成は消費が大きい機能です。試すのは構いませんが、月末に読み上げのクレジットが足りなくなる可能性があります。
3. 無料プランの音声は商用利用できない
収益化する予定があるなら、有料プランに切り替えてから作り直す必要があります。無料プランで作った音声を後から商用利用できるようにする方法はありません。
4. 解約すると貯めたクレジットは消える
繰り越しは有料プランの継続が条件です。
5. 日本語の自然さは声によって差がある
74言語に対応していますが、どの声も日本語が自然というわけではありません。契約前に無料プランで、実際に使いたい文章を読ませて確かめるのがおすすめです。
よくある質問
Q1. ElevenLabsの無料プランで作った音声をYouTubeに使えますか?
収益化していない動画であれば、無料プランの範囲として使える可能性があります。ただし公式の比較表では無料プランの商用利用がバツになっているため、広告収益が発生する動画に使うならStarter以上の契約が必要です。判断に迷う場合は有料プランを選んでおくほうが安全です。
Q2. 毎月のクレジットが余ったらどうなりますか?
有料プランを継続していれば、最大2か月分まで繰り越されます。 残高は毎月の付与量の3倍が上限です。ただし無料プランは繰り越しの対象外で、解約やダウングレードをすると未使用分は失効します。
Q3. Creatorプランは月11ドルですか?
$11は初月だけの価格です。 2か月目以降は$22になります。年払いを選んだ場合は月あたり$18.33です。同じプランに3つの価格表示があるので、継続して使うなら$22を基準に考えてください。
Q4. 日本語で使うと何分ぶん作れますか?
公式は「10,000クレジットで約10分」という目安を出していますが、これは英語の文字数を前提にすると辻褄が合う数字です。読み上げは1文字が1クレジットなので、日本語の場合は文字数で見積もるほうが実態に近くなります。10,000クレジットなら10,000文字、原稿用紙25枚ぶんのテキストという計算です。実際の再生時間は読み上げ速度や声によって変わる目安として考えてください。
Q5. 吹き替え機能を使うとクレジットはどれくらい減りますか?
Dubbing Studioで透かしなしの場合、1分あたり10,000クレジットです。読み上げの10倍の消費になります。無料プランの1か月ぶん(10,000クレジット)が1分で無くなる計算なので、読み上げ中心で使う予定なら、吹き替えを試すタイミングは月の後半を避けたほうが安全です。

